カテゴリー 妄想農場 の記事一覧
- 2011/08/19 私にとっての大震災「つぶやき本音ライブ:」で語られたこと
- 2011/06/08 被災地に本を贈る:気仙沼の子どもに本を!その後
- 2011/05/24 気仙沼に子どもの本を!報告会
- 2011/05/23 妄想農場Vol.14「生きのこるちから」トーク
- 2011/04/19 ぼくらに何ができるのか/
» 私にとっての大震災「つぶやき本音ライブ:」で語られたこと
様々な形で被災地と関わっている人たちが、今、何を思っているのかを話し合う機会は意外とないよねということで行ったもの。ちょっと長いので、「続き」も読んでくださるとうれしいです。 はしもと
西川亮(N)松本友哉(M)吉川健一郎(Y)橋本(H)
1. 大震災との関わり
M :公益社団法人NICCOが運営する学生ボランティア派遣チームに参加し、5月下旬、被災地に1週間滞在。
瓦礫撤去と避難所でのケア活動を行う。その後、大阪にいながらできることは何かを考え、メンバーと一緒に子どもたちと大震災を伝え、考える機会をつくる活動として、小学校(小4)の総合学習で「復興のために何ができるか?」を子どもたちに問いかけた。子どもたちは「死」に対して恐怖感なし。リアリティなしが多かったのが印象的。
N: 震災前からシンサイミライノハナ(以下ハナに略)の活動に取り組む。被災地へは4月末~1週間神戸のNGOに同行し活動。その後、建築家ネットワーク(アーキ・エイド)の復興支援プロジェクトhttp://archiaid.org/に参加(1週間)、現地(石巻市牡鹿半島)で調査&地元住民・行政への提案を行う。
・住民の関心は「経済復興をどうしてくれる!」が一番。住民の意見を取り込みながら、臨海居住の特性活用、「風景」を大切にした復興や地形と津波の関係再考を提案。(続きを読む)
» 被災地に本を贈る:気仙沼の子どもに本を!その後
報告会には、本を贈った方々がその後の話を聞きたいと集まってくださったので、話は支援する側の気持ちと受け取る側の本音をどう理解するか、「顔の見える支援」が持つ葛藤(自己満足と感謝)に展開。
多様な意見が飛び交うなかで、「支援は“お布施”と同じ。功徳を積むためにやっているもの。受け取る側は特に感謝を表明する必要はない」「淡々と支援すればいいし、いろんな形があっていい」というビルマ文学研究者Mさんの意見に納得。
避難所への本の寄贈は歓迎される場合もあれば、置き場なしと受け入れられない場合もあるなど、現地の状況で変わることなども報告された。また、本があることで勉強をする日常に戻れるという子どもたちや、地震・津波の恐怖体験から字が書けなくなったので辞書が欲しいという人など、現地の声も紹介され、メディアの報道ではみえないリアルな被災地の状況を知ることができた。