文化農場記

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2011/04/14 Thu  10:34:20 » E d i t

 » 妄想読書部:泉鏡花:つづき 

泉鏡花:先ほどの続きです。高野聖でこんなに盛り上がるって、古典の威力!ですね。いや、読み手次第?

・日本の昔話、教訓めいたお話なのか!?
「女性に惑わされてはだめよという怖い教訓話だと思った」という若手読者の意見に対して、ナビゲータの井熊さんの、とある離島での体験の暴露話(ここでは秘め話としておきます)を通しての物語への共感をご披露いただき、ひとしきり、「男ってさ~」の議論。一方の女性陣は、「ヒルの描写が恐ろしくって、電車で読んだけど帰り道が怖かった・・・これを書きたかっただけでは?」などの意見も。ここから鏡花はいったい何が書きたかったのか、の話へ移行します。

・理系読みと文系読み、どちら?
「友人から聞いた話をもとにしているので、話がパーツパーツで終わっていて、ストーリーに一貫性がない。」「途中で尻切れトンボのネタも多く、あれはどうなったの?という箇所も多い」という意見から、理系と文系の読書の仕方の比較論に。ストーリーにちゃんと符箋やオチがあって、組み立てがしっかりしていないと気持ちの悪い理系読み、ストーリーに一貫性がなくても作者の満足が充分伝わるからそれでよし、の文系読み。今回、男性(特に大人の(笑))は完全に理系読み派でした。

・やっぱり教訓?それともどんでん返しのホラ話か。
最後に戻るのは、「やはり男はバカだね~、馬にされたり猿にされたり、幸運にも人間のまま帰れたのに戻ろうかな、なんて考える生き物」
でも教訓話ではちょっぴりつまらない。110年も昔の作品なのに、今でもリアルに読み手に想像をかきたてるこの感じは何なのか?
最後までよくわからないことが多い。白子の旦那は何だったの?あのオヤジは何者?どうして僧侶は人間のまま? 「種明かしをしないでフワフワした読後感で終わらせたのが魅力なのでは」というのは文系読みの橋本さん。鏡花はいろんな人間の五感に訴えかけるテクニックがある、ということでは全員一致した意見。
そして、今回の読書会なりのオチ。
『このお話は、全て、オヤジの妄想であり、大ボラ話を高野聖が真に受けちゃったというお話なのでした』
おしまい

中村亜都佐


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