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文化農場記

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2011/06/08 Wed  15:16:40 » E d i t

 » 被災地に本を贈る:気仙沼の子どもに本を!その後 

気仙沼に本を送る運動を行ったライターの井上理津子さんの現地体験報告会を行った(詳しいことはPR誌「ちくま7号」の現地ルポ被災地に本を贈る~気仙沼に本は読まれたか、を参照)。「顔の見える支援」がしたい人、救援物資だけでなく「本」を贈ることに共感する人が潜在的にこんなにもいること。これらの人たちが、個人的なネットワークやtwitterなどを通して、あっという間に広がり、20日間で4万3千冊の本が集まり、現地での対応が困難になり予定を変更して活動を打ち止めにしたという。
 報告会には、本を贈った方々がその後の話を聞きたいと集まってくださったので、話は支援する側の気持ちと受け取る側の本音をどう理解するか、「顔の見える支援」が持つ葛藤(自己満足と感謝)に展開。
多様な意見が飛び交うなかで、「支援は“お布施”と同じ。功徳を積むためにやっているもの。受け取る側は特に感謝を表明する必要はない」「淡々と支援すればいいし、いろんな形があっていい」というビルマ文学研究者Mさんの意見に納得。
 避難所への本の寄贈は歓迎される場合もあれば、置き場なしと受け入れられない場合もあるなど、現地の状況で変わることなども報告された。また、本があることで勉強をする日常に戻れるという子どもたちや、地震・津波の恐怖体験から字が書けなくなったので辞書が欲しいという人など、現地の声も紹介され、メディアの報道ではみえないリアルな被災地の状況を知ることができた。
 
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